平均男のマイホーム奮闘記

仕事とお金

――平均収入で家を建てるリアルな話――

今年、平均男はついにマイホームを建てました
といっても、キラキラした住宅展示場のCMみたいな話じゃありません。
正直、ワクワクよりも「38年ローンって、生きてるか?」という不安の方が大きかったです。

■ 土地と家の相場

マイホームを考える上で、九州のような田舎のいいところは「土地代がまだ優しい」こと。
主要都市の坪単価は10〜20万円台が多めです1
東京の坪100万円オーバーを聞くと、「その土地、埋蔵金でもあるの?」と思ってしまいます。

ただ、家そのものは安くならないのが現実。

フラット35の調査では九州の注文住宅の平均建築費は3,200〜3,500万円前後2
土地は安いけど建物は普通に高い。

はい、結局 “平均男” に優しい世界ではなかった。

■ ローンとの戦い

最大の悩みは、やっぱり「お金」でした。

私の場合は――

  • 今は世の平均年収くらいだけど、前職の10年間で少しだけ貯金できていたこと

  • 転職してからの3年間は、古くて寒い安い貸家で我慢しつつ、貯金期間にあてたこと

  • 私も妻も2019年からNISAで投資を始め、子どもも生まれてすぐにジュニアNISAで積み立てていたこと

こうした「小さな安心材料」が心の支えになっていました。このあたりの貯蓄や投資の話は、機会があればまた別の投稿で詳しく書いてみたいと思います。

「頭金ゼロでいくか、多少は入れるか」。
前述の「小さな安心材料」とマネーフォワードのFP無料相談なども活用して、何度も返済のシミュレーションして悩んだ末、我が家は 建物・土地・外構費用などすべてフルローン で挑むことに決めました。


そして始まる38年ローン。
契約書にサインした瞬間、まるでローンが僕にこう囁いたように感じました。

「これから75歳まで、お前とは一心同体だぞ。相棒」

背筋がぞわっとしましたね。

それでも――家族が安心して暮らせる場所を持てたことに代えられるものはありません。
背負ったのは“地獄のローン”かもしれない。
けれど、そこで過ごすのは“希望の暮らし”そのものだと信じています。

■ 家族のための決断

でも結局、背中を押したのは「家族のため」。
子どもが走り回れるリビング、妻が快適に過ごせるキッチン、そして庭でバーベキューができる空間。

「家そのもの」より「暮らしのシーン」が浮かんできて、もうやるしかないと決断しました。

九州のような地方だからこそ叶った庭付きの家は、今や休日の遊び場です。
家庭菜園でトマトを育てつつ、草取りは地味に地獄…。
「ローンだけじゃなく雑草とも戦うんかい!」と、自分にツッコミ入れながら頑張ってます。

■ 平均男の結論

地方で建てる家は都会に比べれば手が届きやすい。
でも、ローンの重みは平均男の肩にズシンと乗っかる

学んだのは、

  • 数字で冷静に判断する(テンションでオプション増やすと地獄)

  • 家族のライフスタイルを優先する(オシャレ照明より収納や動線などの暮らしやすさ!)

  • 「完璧な家」じゃなく「納得できる家」で十分

ということ。

まとめ

マイホームづくりは「理想と現実のシーソーゲーム」。
正直しんどいけど、家族の笑顔を見ていると「よし、やってよかった」と思えます。

全国の平均パパのみなさん、完璧を目指さなくても大丈夫
むしろ“ちょっと物足りない家”のほうが笑い話になるし、育てがいがあるような気がします。

僕はこれからも、ローンと雑草と闘いながら、家を育てていきます。

これからもぼちぼち。平均に、いこう。

hey-keen!

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